🐕‍🦺福祉施設でのボランティアを始めたきっかけ|ボラ活日記1

 遡ること20年前、私が、某地方の比較的大きな組織で働いていた頃の話です。

 40歳の大台に乗った私は、他の同年齢の職員と同様に係長レベルの職に昇進しました。普通の人なら、あまり遅くならなかったということで、ほっとした気持ちになるのではないかと思います。

 しかし、当時の私は、給料は高くなくても、安定した職場で、最後まで安泰でいられればよいと思っていましたし、それで採用試験を受けたようなものです。

 それに、部下を持つというのは、自分の性格上、全く向かないと思っていました。行動力や実行力など、リーダーに求められる資質の多くが不足しているように思われました。

 ですから、本音としては、ほっとするどころか非常にプレッシャーを感じていたのです。

 とはいっても、昇進を遠慮したいなどど申し出るのも憚られました。それはそれで、組織に逆らうようで、勇気が要ります。

 何もしないで来年度を迎えれば、自分が苦しくなるだけだ。

 その地位に見合うような人格を、少しずつでも作っていくしかないと考え、急ぎ、何かに取り組もうと思いました。

 そこで、思いついたのが、福祉ボランティアでした。様々な人と接することが人間力の向上につながることが期待されます。

 私の場合、人に教えられるような趣味や特技はなかったので、とりあえず傾聴ボランティアを希望することにしました。

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